アパートで紅茶とチョコレート〜「贅沢貧乏」森茉莉著

2025/04/13

読書

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人生のバイブル

 森茉莉の「贅沢貧乏」を読んだ時、これぞ私の目指すべき生き方ではないかと心ときめいた。

森茉莉は狭い安アパートに住み、年一回くらい本を出してその収入でカツカツに暮らしている。

さほどの収入でもないのに、お金が入った時にはチョコレートや紅茶など嗜好品に奮発する。

好きなものだけを食べて大いに満足する。

先々のことを深く考えない。

妄想と実際

実際の森茉莉の暮らしぶりは、結構なごみ屋敷だったのではないだろうか。

雑誌の企画で森茉莉の師匠、室生犀星を自宅に招いたこともあったが、室生犀星は「いやはや」と言っていた。

勘違いしたもの勝ち

でもどんなに勘違いしていても、勘違いしたもの勝ちなのだ。

それは今の時代ますますそうなっている。

昔はどうして、そんなにも他人の目を気にして生きなくてはいけなかったのか、不思議にすら思う。

この本は私にとって一生ものだと思っていたが、あんまり濃いので、実際には何年かに一度、たまに紐解くだけだ。

でも最近は私の暮らしが理想に近づいてきたせいか、たいした憧れでもなくなってきた。

実に素晴らしいことだと思う。

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お部屋せまめで荷物少なめ。 それをピカピカにして暮らす。 小さな気づきを大切に、自分の心が軽くなる方向へ、少しずつ確実に前進しています。

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