家具にぶつからずに暮らしたい
この5月はいろいろと懸案事項を片付けたが、家族のベッドをついに新しくしたことも大きなことだった。
これまで使っていたものはかつて無印良品で買ったもので、短辺97cm、長辺197cmほどのごく一般的なサイズではあるが、レイアウトに選択肢は少なく、ベランダに出入りするサッシ戸を塞ぐように置いていた。
カーテンを閉めた時にカーテンは一応まっすぐ下に垂れてベッドでひっかかるようなことはないが、毎日朝晩2回のカーテンの開け閉めの際に、人が立つ場所が充分ではない。
特に奥のカーテンまでは蟹歩きで、もしくはベッドを立膝で跨いで辿り着いて、といった半端な体勢でタッセルのつけ外しをしないといけない。
このカーテンの開け閉めを私がいつもするわけではないが優雅ではない。
こうした家具とか建具とかに、いつもいつもぶつかりながら暮らすのはよろしくないと常々思っている。
ベッドまわりについてもどうにか、早期に改善したいものだと思っていた。
ヒノキのベッドに憧れる
それで短辺80cm、長辺180cmのヒノキ製のベッドに私はずっと注目していたが、購入を思い留まる理由がいくつかあった。
ひとつは価格。7万円くらいする。さらに少し前に値上がりしたというのも耳に入り悔しい話だ。
でもうちはお金ならある。買えないことはない。大事なのはこれがどうしても欲しいかどうかだ。
一生ものが怖い
もう一つ気になったのは、しっかりしすぎていることだ。
買う前から、先々の粗大ごみに出す時の苦労が思いやられる。
構造から言って、縦の長さほどの長い棒パーツがある。
きっとその一本のパーツは結構な重さであろう。
梱包も複数に分けて届くというし、ベッドを組み立てる際の取り回しにも苦労しそうだ。
救いは、木製ゆえにノコギリで解体することができそうであることか。
いざとなったら結構な力仕事になりそうだが、これがパイプベッドであったりしたら目も当てられない。
脚の長さを決められない
いくつかのベッドは注文の際に脚の長さを指定しないといけなくて、それがまた迷いの元であった。
上にマットレスを置くか布団にするかでも最適な高さは変わる。
私は布団にしてこまめに布団を買い替えることを勧めたいところだがまたそれを説得しないといけない。
ものによっては継ぎ足しのできる脚もあって、買ってから選べるのは良いが、継ぎ足した場合の様子が無粋に思えた。
まあこの辺は実際にはベッドカバーで隠せるところなのでさほど気にすることもないのであるが。