お金はまたすぐ入る
テレビ番組「ファミリーヒストリー」は、うちでは他に見たい番組がない時に仕方なく見るものなのだが、前に山ちゃん(南海キャンディーズ・山里)編をやっていて、山ちゃんの祖母が素敵だった。
大柄でおおらか。祖母の夫は金融機関の幹部にまで上り詰めるほど優秀であったが、祖母は近くで食堂を経営して繁盛していた。
お金なら自分で働いて得ることができる事を実践していたからケチケチしていない。
「欲しいものがあるならすぐ買ったら良い。その後それで自分が楽しめるんだから」とよく言っていたらしく、子どもたちもカメラやビデオなど、不要不急の趣味のものにお金を使って楽しんでいた。
新しもの好き、大いに結構。
番組ではこれを「やりたことをやれという家訓・家風」にまとめていたが、私はやりたいことをやるだけではなく、やりたいことのためにお金を惜しまないということに注目したい。
また山ちゃんの祖母が大柄で、しずちゃんそっくりなのも見れば誰でもすぐ気付くだろう。
氏名も一字違うだけ。
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お金は使ったら無くなるのか?
よく考えてみると、お金を出すということは代わりに受け取ったものが何かしらあるということであり、お金を使ってすっからかんと言っても本当は何もない訳ではなく、すべてが奪われたわけではない。
例えば旅行は結構な高価な買い物ではあるが、どこに行っても、たとえ散々な目に遭っても、思い出という財産になる。何年経っても目減りしない財産。
お金を出したことで、そうした経験、記憶を手に入れている。
なのに従来の常識では、お金が減ったことだけにフォーカスされることが多かったなあと思うのです。