東京も良いけれど他でも良い
「東京の生活史」を読んで今思い出されることの幾つかをメモしました。
◎大きな夢を語るより、目の前の現実の観察
◎成功している他人を見て煽られず、自分のできることをするだけで良い
◎東京も良いけれど他でも良い。
◎つまらないことにこだわって自分を狭めるのは時間ももったいない
◎自分は運が良いと思っているから、普段多少の損をしても平気
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ビッグイシュー繋がりで枝元なほみも読んだ
ホームレスの自立支援のために刊行されたビッグイシューという雑誌を売りまくる伝説の販売員のインタビューもおもしろかった。
そのおじさんは元は八百屋だったかスーパーだったか、ものを仕入れて売る仕事をした経験があったので、一冊売れば定価の半分が自分に入ってくるというビッグイシューのシステムはありえないくらい実入りが大きくて素晴らしいと絶賛している。
おじさんはお得意さんの顔や名前を覚えて驚異的な数を売るので、事務局や販売員仲間にその名を轟かせるのですが、インタビューの後半は最初のインタビューから数年経っていて、おじさんは販売員をすでに引退して施設に入っている状況でちょっと切ない。
そしてビッグイシュー繋がりで、運営に関わっていたという料理研究家の枝元なほみ氏の本もこの夏読みました。
料理を専門的に勉強したわけでもないのにいつのまにか料理の仕事をしていることへの戸惑いがちらっとうかがえる一節もありました。