ヒプノセラピーで何でもわかる
今はドロレス・キャノンの本を読んでいます。
ドロレス・キャノンはヒプノセラピストで、催眠術のツールを使って、クライアントの健康問題の解決に取り組んできた。
催眠術によってまずはクライアントの意識下に、現状の問題について聞いてみる。その後さらに潜在意識というか、ハイアーセルフというか、その人のもっと高次元の存在を呼び出して、詳しい話を聞いていく。
潜在意識はこの本ではSCとあだ名をつけられるのだが、SCはその人のことをよく知っているし、環境について、つまりこれからの地球の変化についても見通すことができる。
またクライアントが「真っ暗で何も見えません」とかいう時も、「そうなる直前に行ってみましょう」とか、「時間を進めてそこから脱出した自分になってみましょう」とか、自在に暗示をかけて、居ながらにしていくらでも欲しい情報を手に入れることができるのだ。
催眠術ってツールとして便利なものだと思いました。
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情報の解釈には柔軟性が必要
以前読んだドロレス本では、クライアントは過去世で寺子屋の教師をやっていた人物で、イエスキリストを指導していたということがあったので、知りたがり屋のドロレスはクライアントと相談して、その時代やイエスキリストの身辺についてリサーチするというプロジェクトが発足したりした。
この本でも潜在意識は擬人化されて、何でも知っている人とドロレスとの会話で話が進んでゆく。
分厚い本だけれど会話が主なので読みやすい。
ただ、潜在意識とのやりとりは言語ではなくイメージで、そのイメージを伝えられたクライアントが言語化して説明していくので、言語化しにくいものもあり、時には現時点で明かすわけにはいかない内容もあって、SCにはっきり断られることもある。
また話人想定外の方向へ、思ってもみなかった概念へ発展することもあるので、何でも受け入れる柔軟性は欠かせない。
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断片的知識を集める
この本では大体一章につき1〜2名のクライアントの事例が、ライブ感たっぷりに会話形式で進んでゆき、ときどきドロレスの捕捉があったりして、多次元宇宙や新しい地球についての知識が深まってゆくのだが、何しろメインはクライアントの健康問題の解決なので、得られる知識は断片的である。
でも逆に、ひとつずつ腑に落ちることを積み重ねていくところが面白い。
まとめられて「こうですよ」と言われても反発してしまいそうなくらい、想像を超えた未来がある。
また、表現の仕方も微妙な違いがある。
説明する人が変われば表現の仕方も変わるのは当たり前か。
